2005/02/28

高橋良輔インタヴェー

[]また、好み また、好みを含むブックマーク また、好みのブックマークコメント 編集CommentsAdd Star

高橋良輔インタヴュー
高橋美鈴はね、野崎さんキャラですよ。なんせ彼は「美鈴担当ライター」ということになっていましたから。(笑)。美鈴はそれに描いたようなキャラクターなもので、彼女を立てるとドラマ型にはまっちゃうような気がして、そういう悩みがありましたね。嵬の能力に目覚めて、、ロボットに乗って活躍したりしちゃうと作られすぎたキャラになってしまうし。かといってユウシロウを慕う、血の繋がらない妹という設定に深入りしちゃうと、別の方向に入ってしまいますから。その設定自体は面白かったんですけど、そんなこんなで難しいキャラクターを作ってしまったなっていう思いは残っていますね。映画のほうにもあまり重要な役どころではないですけど(笑)、登場しますよ。
霜月:女性キャラクターについてさらに伺わせて頂くと、『ボトムズ』にはフィアナとココナの、二人のヒロインが登場しますね。下世話な質問で恐縮ですが、高橋さんの好みのタイプはどちらですか?(笑)
高橋:それなら僕はココナですね。フィアナも美人ですけど運命にはわりかた従順で、ひたすらキリコキリコですし。ついでに、本人がいないのにこんなことを言うと「違うよ」って言われてしまいそうですけど、塩山さんが好きなのはフィアナ(笑)。僕は可愛くて、ファニーなほうが好きですね。僕の仕事には、なぜが「美人で、気立てがよくて、頭がよくて、控え目な女性」が好きな、生真面目なスタッフが参加するんですよ。『ガサラキ』では野崎さん。彼は美人大好きですから(笑)。それもスタンダード美人で、家柄のいいお嬢様......そういうと美鈴なっちゃうんですけどね(笑)。しかも才能があって、仕事は一生懸命、徹夜をしても、それでいて自分を主張しないタイプ......って、そんなのいるわけないじゃないか!(笑)と。




いや、私ならやっぱり野崎さん・塩山さん派ですね。
でも、ガサラキについて、友人として一番好きなのは村井沙生です。
高橋監督もそうです、なんか珍しいな同意見ですね...
ココナと違って、ムラチュウはああふりして、実は強い芯がちゃんとあります。
でも一番好きな女性キャラはやっぱり、豪和美鈴です。(男性は西田啓先生の方が一番。)

葉月さんは、以下のような事を言っていました。
>「ガサラキ」のエンディング曲はそれはもうとても美しいものなのだが、
>あのエンディングで出てくるのがミハルじゃなくて高原万葉でも
>全然問題はないのではないかと思っているのは俺だけかい?
http://d.hatena.ne.jp/wolfhearts_t023/20050218#p2

確かに、あのエンディングにで、万葉が出るでも全然問題はないと思います。
でも、ミハルと万葉は、やっぱり決定性の違うが有ります。
逆に、私の中には豪和美鈴賀茂桐子のイメージが重っています。
その性格としても、兄思いとしても、さらにその設定まで、色々似ている処があります。
そして、アニメ版に出でこないはとても残念でしたが、豪和美鈴の前世こと鈴は、
やっぱり豪和美鈴以上賀茂桐子とそっくりです。(見なかった方は是非小説を...)
ですから、水橋かおり氏の声は良い出来ますが、個人には桐子@こおろぎさとみ氏も聞いてみたいです。
友人として好きなキャラは村チュウ、そして美鈴は妹にしたいくらいです。

また、余談です。
久遠の絆がやる前に、SFリアルロボットしか見ない私が久遠に興味あるのは、
やっぱりSF+転生+伝説モノのガサラキゼノギアスから、影響が受けますのね。
その二作品が無ければ、やっぱり学園モノの伝奇ロマンスをやる機会はほぼ不可能かも...


[]和歌

和歌を含むブックマーク 和歌のブックマークコメント 編集CommentsAdd Star

詞花和歌集巻第七【恋上】229 題不知
瀬を速み 岩にせかる滝川の 割れても末に逢はむとぞ思ふ
新院御製(崇徳上皇)


現代語訳(岩波書店『金葉和歌集・詞花和歌集』より)
岩に塞かれている滝のような急流は、瀬の流れが激しいので岩で砕け割れるが、下流でまた合流するように、逢瀬を塞かれている私も、なんとしてでも行く末はあの人に逢いたいと思う。
  • 本歌は『日本書紀武烈紀にで武烈天皇が鮪臣との対歌である。
    • 大太刀を 垂れ佩き立ちて 抜かずとも 末は足しても 遇はむとぞ思ふ
  • 瀬を速み:九安百首では「行き悩み(ゆきなやみ)」と言ふ。
  • 滝川の:たきかわ、滝の如き奔流。(「の」は「ように」の意味。)
    • それ以外、谷川(たにかは)と言ふ伝本もある。
  • われても:波が砕け割れるの意味に、心を砕く意を掛ける。
    • 伊勢物語六十九段にで「をこと、われて逢はむと言ふ」がある。
    • また、「宵の間に出でて入りぬる三日月のわれて物思ふ頃にもあるかな」がある。
  • 上句は「われて」の序でありながら、恋の比喩でもある。
    • 万葉集巻十一「高山ゆいでくる水の石に触れ破(われて)ぞ思ふ妹に逢はぬ夜は」がある。
  • 悲恋以外、宮廷内紛に翻弄され政争の犧牲として譲位した院の無念と将来に賭ける執念もある。
参考:岩波書店『金葉和歌集・詞花和歌集』、やまとうた等。
  • 久遠の絆では、運命に翻弄された悲恋と転生を繰り返し続ける人々の事を喩す。
  • 例えどんな過酷な運命に遭っても、再会を信じて転生する、精一杯生きる人々たち。
  • 齋栞は第三章現代篇にで意識混乱しながら、東大寺の湖畔で下意識的にこの和歌を唄う。

0 件のコメント:

コメントを投稿