2005-11-20-日 大宮の内まで聞こゆ網引すと網子調ふる海人の呼び声
■[趣味雑談]神武カムナガラ第二話予告公開 編集
■神武カムナガラ第二話「人神」どうやらむつみまさとさんは時間がなさそうで来年1月頃まで作業を止める事になります。
でも、その割第二話の予告を公開しました。
http://www.alicesoft.com/kamunagara/
どころで、穴が見えるの話題ですが。
個人的には「熊野穴=黄泉比良坂」ではないかと思います。
例えば、『日本書紀』には:
故葬於紀伊國熊野之有馬村焉。*1
そして『出雲国風土記』には:
窟内在穴。人不得入。不知深淺也。夢至此處礒窟之邊者、必死。故俗人、自古至今、號黄泉之坂・黄泉之穴也。*2あれ、一つは紀伊で一つは出雲ではないか、と思った方も多いでしょうね。でも、黄泉比良坂の位置について、『日本書紀』では「紀伊国の熊野」としますが、『古事記』では出雲国の伊賦夜坂でした。実は出雲と紀伊が同名の地名が案外に多いことも興味深いところです。古代にはこの二つの処が何か繋がるモノでもあるのではないかと思っています。
■占事略決
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卷第五、十二月將所主法卷第五、六を校訂しました。
十二月將所主法 第五
正月,徵明.水陰神,凶治在亥,為河神,主牢獄鬥訟事.牢,底本作穿.
二月,河魁.土陽神,凶治在戌,為土神,主口舌婦人事.
三月,從魁.金陰神,凶治在酉,為竈神,主移徙搖動事.從魁,底本作徵魁.
四月,傳送.金陽神,吉治在申,為道路神,主遠行商賣事.
五月,小吉.土陰神,吉治在未,為天井,主酒食廚膳事.
六月,勝先.火陽神,吉治在午,為外竈神,主五榖口舌事.
七月,太一.火陰神,凶治在巳,為內竈神,主船車相連事.
八月,天罡.土陽神,凶治在辰,為土神,主疾病死喪事.
九月,大衝.木陰神,凶治在卯,為社樹,主林木船車事.
十月,功曹.木陽神,吉治在寅,為大樹,主徵召長史事.
十一月,大吉.土陰神,吉治在丑,為山神,主六畜宮土事.
十二月,神后,水陽神,吉治在子,為北辰,主婦女陰私事.
卷第六、十干罡柔法
十干罡柔法 第六
甲、丙、戊、庚、壬,為罡干,亦為陽干.
乙、丁、己、辛、癸,為柔干,亦為陰干.
■菅家文草
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078 暮春,見南亞相山莊尚齒會
逮從幽莊尚齒筵 宛如洞裏遇群仙 風光惜得青陽月 遊宴追尋白樂天
占靜不依無影樹 避喧猶愛有聲泉 三分淺酌花香酒 一曲偷聞葛調絃
撫杖將供扶醉出 留車且待下山旋 每看吾老誰勝淚 此會當為老少年
嚴閤相公,在七人中,故云。
■日本霊異記
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廿七 邪見假名沙彌斫塔木得惡報緣上巻の第廿七、第廿八を校訂しました。
石川沙彌者,自度無名,其俗姓亦未詳.所以號-石川沙彌者,以其婦河內國石川郡人也.其雖假容於沙彌,而繫心於賊盜.或詐稱-造塔,乞斂人之財物,退與其婦,買雜物而噉之.或住攝津國嶋下郡舂米寺,斫燒塔柱汙法.誰人莫過斯甚.終到嶋下郡味木里,忽得病,舉聲叫言:「熱乎熱乎.」豫離于地一二尺許.眾集見,或問曰:「何故如此叫?」答云:「地獄之火,來燒我身.受苦如此也,不可故問!」即日命終.嗚呼哀哉!罪報不空,何不慎歟?涅槃經云:「若見有人修行善者,名見天人;修行惡者,名見地獄.何以故定受報故?」者,其斯謂之矣.
廿八 修持孔雀王咒法得異驗力以現作仙飛天緣
役優婆塞者,賀茂役公,今高賀茂朝臣者也.大和國葛木上郡茅原村人也.生知博學得一.仰信三寶,以之為業.每庶挂五色之雲,飛仲虛之外.攜仙宮之賓,遊億載之庭.臥伏乎蘂蓋之苑,吸噉於養性之氣.所以晚年以四十餘歲,更居巖窟,被葛餌之松,沐清水之泉,濯欲界之垢,修習孔雀之咒法,證得奇異之驗術.駈使鬼神,得之自在.
唱諸鬼神而催之曰:「大倭國金峰與葛木峰,度椅而通.」於是,神等皆愁.藤原宮御宇天皇之世-葛木峰一語主大神託讒之曰:「役優婆塞,謀將傾天皇.」天皇敕之,遣使捉之.猶因驗力,輙不所捕.故捉其母,優婆塞令免母故,出來見捕.即流之伊圖之嶋.于時,身浮海上,走如履陸,體踞萬丈,飛如翥鳳.晝隨皇命,居嶋而行.夜往駿河,富坻嶺而修.然庶宥斧鉞之誅,近朝之邊,故伏殺劍之刃,上富坻也.見放斯嶼而憂吟之間,至于三年矣.於是乘慈之音,以大寶元年歲次辛丑正月,近天朝之邊,遂作仙飛天也.
吾聖朝之人-道照法師,奉敕求法,往於大唐.法師受五百虎請,至於新羅.有其山中法華經.于時虎眾之中,有人以倭語舉問也.法師問:「誰?」答:「役優婆塞.」法師思之:「我國聖人.」自高座下,求之無之.彼一語主大神者,役行者所咒縛.至于今世,不解脫.其示奇表,多數而繁,故略耳.誠知,佛法驗術廣大者,皈依之人,必證得之矣.
■そしてまた、紀宮伝説
ところで紀宮の一声で廃刊を免れたと噂されるアニメージュ、皇室御用達からはずれるから今後が心配。うわ、やっぱりサーヤさんの噂は遥かに想像以上...
USO9000仮想工房、limさんBBSでの発言より
■斎宮歴史博物館
http://www.pref.mie.jp/SAIKU/HP/index.htm
実は斎宮編年史料集一・二を買ってみたいんです。ほかに京都國學院での講習会で教科書としても採用した「神社神道の常識」もどうやって入手するかのも困ります。
■メモ
2005-11-19-土 田子の浦ゆ打ち出て見れば真白くそ不盡の高嶺に雪は降りける
■[趣味雑談]四万ガンプラ 編集
今朝、実験室に呼び出されました。なんと新しい設備が入ってきて、搬運を手伝いことになりました。ところで、一百万台幣の設備が五つ、五百万台幣(¥二千万くらい)ということになりました。
ある先生は「五百万か、車一杯買いそうね...」と。そう言えば、¥20000000とは40000ガンプラ*1ってことね。
風雨来記2ですが、普通は相馬轍があるどころに声無しだったけど、なんと「スケベ轍」は声あり...
■占事略決
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卷第三、天一治法卷第三、四を校訂。
四天一治法 第三
欲知諸將前後.以天一為首.天一在亥上,以子為前,以戌為後.天一在戌上,以酉為前,以亥為後.天一在辰上,以巳為前,以卯為後.巳,底本作己.天一在巳上,以辰為前,以午為後.巳,底本作己.常背天門向地戶.所向為前,所背為後.
甲、戊、庚,旦治大吉,暮治小吉.乙、己,旦治神后,暮治傳送.丙、丁,旦治徵明,暮治從魁.六、辛,旦治勝先,暮治功曹.京大本無六字.勝先,底本作勝光.壬、癸,旦治太一,暮治大衝.
旦暮治遙,從寅主酉為旦,從戌至丑為暮.
卷第四、十二將所主法
十二將所主法 第四
前一,騰虵.火神,家在巳,主驚恐怖畏,凶將.騰虵,騰蛇也.
前二,朱雀.火神,家在午,主口舌懸官,凶將.
前三,六合.木神,家在卯,主陰私和合,吉將.六合,底本作六口.
前四,勾陣.土神,家在辰,主戰鬥諍訟,凶將.勾陣,勾陳也.
前五,青龍.木神,家在寅,主錢財慶賀,吉將.
天一,貴人.土神,家在丑,主福德之神,吉將.大無成.土神,底本作上神.
後一,天后.水神,家在亥,主後宮婦女,吉將.
後二,大陰.金神,家在酉,主弊匿隱藏,吉將.
後三,玄武.水神,家在子,主亡遺盜賊,凶將.
後四,大裳.土神,家在未,主冠帶衣服,吉將.
後五,白虎.金神,家在申,主疾病死喪,凶將.
後六,天空.土神,家在戌,主欺殆不信,凶將.
前盡於五,後終六.天一立中央,為十二將定吉凶而斷事者也.
■菅家文草
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077 早春,侍宴仁壽殿,同賦認春,應製 自此以下百六首,吏部侍郎之作。
認得年芳第一科 先從禁籞遍經過 和風附外排山水 暖氣留中屬綺麗
鳥語還嫌簧在舌 華容不放錦成窠 今朝莫道春深淺 偏愛吹噓長養多
■日本霊異記
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廿五 忠臣小欲知足諸天見感得報示奇事緣上巻の第廿五、第廿六を校訂、そしてURLも変更しました。
故中納言-從三位-大神高市萬侶卿者,大后天皇.持統.時忠臣也.有記云:「朱鳥七年壬辰二月,詔諸司:『當三月三,將幸行伊勢.宜知此意,而設備焉.』時中納言,恐妨農務,上表立諫.天皇不從,猶將幸行.於是,脫其蟬冠,擎朝庭,亦重諫之:『方今農節,不可行也!』或遭旱災時,使塞己田口,水施百姓田田.田施水既窮,諸天感應,龍神降雨.唯澍卿田,不落餘地.堯雲更靄,舜雨還霈.諒是忠信之至,德儀之大.」
贊曰:「修修神氏,幼年好學.忠而有仁,潔以無濁.臨民流惠,施水塞田.甘雨時降,美譽長傳.」
廿六 持戒比丘修淨行而得現奇驗力緣
大皇后天皇之代,持統朝.有百濟禪師,名曰-多羅常.住高市郡部內法器山寺.勤修淨行,看病第一.應死之人,蒙驗更蘇.每咒病者,而有奇異.取楊枝上枝時,立錫杖於錫杖,而互用二物,物不仆,如鑿而樹之.天皇尊重而常供養,諸人歸依而恆恭敬.斯乃修行之功,遠流芳名,慈悲之德,長存美譽也.
御多分に洩れず、黄泉への入口を探してはみたんですが、
見付けられませんでした。
実際に穴が開いているとしたら熊野のほうかもっ。(笑
あと、紀伊と出雲の類似性については、面白い着眼点だと思います。
たとえば、出雲国八重垣神社、佐久佐女(さくさめ)の森には、
クシナダヒメがお隠れになったという伝説が伝えられています。
女神が消えるというモチーフが紀伊と出雲で類似しているので、
私も気になっています。
kuonkizuna 2005/11/23 00:00 ああ、たちゃなさんに先手取られました!
>穴が開いているとしたら熊野のほうかもっ
うむ、でも有馬村では黄泉穴らしき処がないのようですね...花窟神社を経て遡っても...
実は出雲国の豬目洞窟はごくあやしいと思いますわ。
出雲と紀伊には、つぎのように、共通の地名が多くあり、古い時代から、密接な関係にあったと考えられる。
↓相似地名の対比(出雲:紀伊)
http://yamatai.cside.com/katudou/kiroku200.htm
実は以前が読んだ本から、これだけではないと気がします。