2006/02/24

安積山の辭は,采女のたはぶれより詠み

2006-02-24-金 昨日かも霰ふりしは信楽の外山の霞春めきにけり

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しごとしごと(以下略)...
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菅家文草
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/waka/kanke/bunsou/bunsou.htm
176 卜居 宴座後屏風圖詩第三。
    長生自在福謙家 疏牖低簷向月斜 縱使門庭皆冷儉 不辭到老當鶯花
菅原道真菅家文草』巻第一0176

古今和歌集假名序
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/waka/kokin/kanajo.htm
  • そもそも,歌の態,六つ也。唐の歌にも,斯くぞ有るべき。
    • 又,和歌之態有六義。唐國之詩亦如斯。
  • その六種の一つには,風歌。大鷦鷯帝を,風へ奉れる歌,《難波津に咲くやこ此の花冬ごもり今は春べと咲くや此の花》と言へるなるべし。
    • 六義之中,一曰-風。王仁諷諫大鷦鷯帝之歌,《波津に咲くやこ此の花冬ごもり今は春べと咲くや此の花【花咲押照難波津 籠冬已過今為春 綻放咲之此花矣。】》當可稱之。
  • 二つには,賦歌。《咲く花に思ひつく身の味気無さ身にいたつきのいるも知らずて》と言へるなるべし。[此れは,唯事に言ひて,物に喩へなどもせぬ物也,この歌いかに言へるにかあらむ,その心得がたし。五つに雅歌と言へるなむ,これには敵ふべき。]
    • 二曰-賦。《咲く花に思ひつく身の味気無さ身にいたつきのいるも知らずて【百花妍開忽所感 此身殘命無所益 何時病重無所知。】》當是之也。(此非獨以言事譬物也。此歌所言,難得其心。第五雅歌,可與相應。)
  • 三つには,比歌。《君に今朝晨の霜のおきていなば戀しきごとに消えやわたらむ》と言へるなるべし。[此れは,物に比へて,それが様になむあると様に言ふ也。この歌よく敵へりとも見えず。《たらちめの親のかふこの繭篭りいぶせくもあるかいもにあはずて。》かやうなるや,これには敵ふべからむ。]
    • 三曰-比。《君に今朝晨の霜のおきていなば戀しきごとに消えやわたらむ【今朝晨霜一如君 雖吾思汝欲相逢 似霜易逝滿悵惆。】》當是之也。此者,比物擬事也,言此之若斯也。此歌少有相應。《たらちめの親の飼ふこの繭篭りいぶせくもあるか妹に逢はずて。【庭訓巖親飼桑蠶 困繭其態似吾身 哀嘆不得緣卿面。】》或可相應。





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2006-02-23-木 氷りゐし志賀の唐崎うちとけてさゞ波よする春風ぞ吹く

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仕事仕事...

菅家文草
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/waka/kanke/bunsou/bunsou.htm
175 謝道士勸恒春酒 宴座後屏風圖詩第二。
    臨杯管領幾迴春 雲鬢霜髯欲換身 若與方家論不死 麻姑應謝醉鄉人
菅原道真菅家文草』巻第一0175

古今和歌集假名序
http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/waka/kokin/kanajo.htm
  • 安積山の辭は,采女のたはぶれより詠みて,[葛城の大君を陸奥へつかはしたりけるに,國の司,事麤末(おろそ)かなりとて,まうけなどしたりけれど,すさまじかりければ,采女なりける女の,かはらけとりてよめるなり,これにぞ大君の心溶けにける。≪安積山影さへ見ゆる山の井の浅くは人を思ふのもかは。≫]この二歌は,歌の父母の様にてぞ,手習ふ人の始めにもしける。
    • 安積山之辭,乃采女所戲作也,(葛城王橘諸兄出陸奧國時,國司怠慢,雖設宴筵,而王不快,采女遂取盃詠歌,因此國王才展開笑顏。《安積山影さへ見ゆる山の井の浅くは人を思ふのもかは【山井淺映安積山 其影雖淡妾不若 所思君念誓不淺】》。)此二歌者,猶歌之親,欲手習者,宜由此始。




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