2005/08/24

豪和美鈴

2005-08-24-水 山川の極を遠み愛しきよし妹を相見ずかくや嘆かむ

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風雨来記2公式ページ更新した!
http://www.fog.jp/main/products/f2.htm
やっぱり「光」は「アイツ」だ。

中国語ファミ通PS2
今日(8/24)が発売する中国語ファミ通PS2には、風雨来記2情報が載せます。
翻訳Kagayaさんなので、此方も翻訳校正協力をやりました、興味がある人買ってくださいね。

■九人の乙女の碑
http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/main/kanko/point/pnt-kunin.htm
http://www.tanakano.net/~nakano/photo/2003-08-hokkaido/photo.html
http://blog.goo.ne.jp/chi-blog/e/bc864b229f5ee5890afd380d1251987e
高石ミキ(24)、可香谷シゲ(23)、吉田重子(21)、志賀晴代(22)、渡辺照(17)、高城淑子(19)、松橋みどり(17)、伊藤千枝(22){享年
 戦いは終わった。それから5日、昭和20年8月20日ソ連軍が樺太真岡上陸侵攻を開始した。突如、日本軍との間に戦いが始まった。戦火と化した真岡の町、真岡郵便局で勤務する交換台に向かった九人の乙女等は、死を以って己の職場を守った。窓越しに見る砲弾の炸裂、刻刻迫る身の危険、今は此れまでと死の交換台に向かい『みなさん、これが最後です。さようなら、さようなら……』の言葉を残して静かに青酸カリをのみ、夢多き若き尊き花の命を絶ち職に殉じた。戦争は再び繰り返すまじ。平和の祈りを込めて尊き九人の霊を慰む。

豪和美鈴
ふと見ると、その絵の中に人が立っていた。涼やかに背を伸ばしたその姿は、方形の舞台の中で、どこか寂しげに見えた。
美鈴は声を掛けた。
誰かが自分を呼ぶ声が聞こえる。
美鈴が声を掛けたその人は自分だった。
美鈴は少しだけ不思議な気分になった。
「どうしてそんな所に一人で立っているの?」美鈴が訊く。
「あの人が、行ってしまわれたからです。」その人が答える。
“あの人?"──そう訊こうと思った瞬間、美鈴の喉の奥を熱い塊が抑える。行ってしまったのが誰なのか美鈴は知っていた。その人の悲しみは美鈴の悲しみだった。
「行ってしまわれた......」美鈴が呟く。
いつも......そう、いつも行ってしまう。一人、私を残して。私はただ同じ時を過ごしたいだけなのに。それでも、いつも皆行ってしまう......。
鈍い痛みが胸を締め付ける。
「どうして貴方は泣かないの?」美鈴が訊く...鈍い痛に耐えるよりも、涙に全てを任せる方が余程楽なのではないですが?
「涙はあの人を悲しませるから。あの人を悲しませるくらいなら、自分が苦しんだ方がいいから......」その人が答える。
切り取られた風景の中から、その人はじっと美鈴を見ていた。
美鈴は長い陽射しが差し込む座敷の中に立ち尽くす自分を見ていた。
もうずっと昔から見ていた。ずっと、たった一人の自分を見ていた。
いつも、私はたった一人の自分を見詰めるしかない?
こうして、離れた所から、切り取られた世界の中に一人で佇む自分を見ているしかない?
「でも、もう二度と帰ってこないのよ。」美鈴が言う。それは必死の抗いだった。
「帰って来て下さらない?」その人の顔が歪む。そして、青ざめた眼差しの下から、微かに掠れた声で呟く。「知っています......」
美鈴の心の中で、何かが小さいな音を立てて倒れた。千年の孤独......私はいつもそうだった。
千年前のこの少女のように......。
“......千年前?”
美鈴は改めて目の前の少女を見た。それは自分?いえ、そんな筈はない。私は眼の前に居るのが千年前の自分だと知っている?どうして、そうしてそんな事が......。
──美鈴はじっと机の上に置かれた自分の手を見詰めていた。晩秋の光が斜めに差し込んでくる。そこはいつも自分の部屋だった。
しかし、美鈴は暫くその事に気付かなかった。
すまん、スタンダード美人で、家柄のいいお嬢様*1がかなり好きです(死)。

■「オタ」「きもい」──スタッフブログ発言、企業を巻き込む騒動に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/23/news037.html
オタク供も反省しなきゃ...でも、キモイという言い方より気持ち悪いの方がいいと思います。

■次世代DVD統一規格は断念か?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/24/news013.html
VHSとβマチックみたいな規格戦争が再びか...
そういえば、Uマチック、EDベータ、W-vhs、MVディスクなどが余り知られていない。
そして、Sonyは良く規格戦争に負けた...基本性能が上なのに(涙)...


[]宣命 宣命を含むブックマーク 宣命のブックマークコメント 編集CommentsAdd Star

 現御神大八嶋國所知天皇大命良麻止らまと詔大命,集侍皇子等、王等、百官人等,天下公民,諸聞食詔.高天原事始而,遠天皇祖御世,中、今至麻弖爾までに,天皇御子之阿禮坐彌繼繼,大八嶋國將知次,天御子隨,天坐神之依隨,此天津日嗣高御座之業,現御神大八嶋國所知倭根子天皇命,授賜負賜大命受賜恐坐,此食國天下調賜平賜,天下公民惠賜撫賜牟止奈母むとなも,隨神所思行佐久止さくと天皇大命,諸聞食詔.是以,百官人等,四方食國治奉任賜幣留へる國國宰等麻弖爾までに,天皇朝庭敷賜行賜幣留へる國法過犯事無,明誠之心以而,御稱稱而緩怠事無,務結而仕奉詔大命諸聞食詔.故如此之狀聞食悟而,款將仕奉人者,其仕奉禮良牟れらむ狀隨,品品讚賜上賜治將賜物曾止そと天皇大命,諸聞食詔.仍免今年田租、雜徭并庸之半。又始自今年三箇年,不收大税之利.高年老人加恤焉.又親王已下百下百官人等,賜物有差.
宣命初詔・文武天皇

 天皇詔旨敕.汝藤原朝臣仕奉狀者,今乃未爾のみに不在.掛天皇御世御世仕奉而,今又,朕卿為而,以明淨心而,朕助奉仕奉事,重所念坐御意坐依而,多利麻比氐夜夜彌賜閇婆,忌忍事似事乎志奈母,常勞所念坐久,止く と宣.又難波大宮御宇掛天皇,汝父-藤原大臣仕奉賈流ける乎婆をば,建內宿禰命仕奉賈流ける同事敍止ぞと敕而,治賜慈賜賈利けり.是以令文所載多流乎たるを為而,隨令長遠,始今而次次被賜將往物敘止ぞと,食封五千戶賜久止くと敕命聞宣.
宣命第二詔・文武天皇

 現神八洲御宇倭根子天皇詔旨敕命,親王、諸王、諸臣、百官人等,天下公民,眾聞宣.關藤原宮御宇倭根子天皇,丁酉八月,此食國天下之業,日並所知皇太子之嫡子,今御宇豆留天皇授賜而,並坐而此天下治賜諧賜.是者關近江大津宮御宇大倭根子天皇,與天地共長,與日月共遠,不改常典立賜敷賜覇留へる,受被賜坐而行賜事眾被賜而,恐仕奉利豆羅久止りつらくと詔命眾聞宣.如是仕奉侍,去年十一月,威加母,我王朕子天皇豆羅久つらく:『朕御身勞坐故,暇間得而御病欲治.此日嗣之位者,大命大坐坐而治可賜.』讓賜命.受被坐賜而答曰豆羅久つらく:『朕者不堪.』辭白,而受不坐在間,遍多日重而讓賜倍婆へば,勞,今年六月十五日:『詔命者受賜.』奈賀羅ながら,此重位繼坐事乎奈母をなも天地心畏坐左久止さくと詔命眾聞宣.故,是以,親王始而,王臣、百官人等,淨明心以而,彌務彌結阿奈奈奉輔佐奉依而,此食國天下之政事者,平長將在止奈母となも所念坐.又天地之共長遠,不改常典立賜覇留へる食國法,傾事無動事無渡將去止奈母となも所念行左久止さくと詔命眾聞宣.遠皇祖御世始而,天皇御世始而天皇御世御世,天日嗣高御座坐而此食國天下撫賜慈賜事者,辭立不在,人祖意能賀弱兒養治事治賜慈賜來業止奈母となも,隨神所念行.是以,先天下公民之上慈賜,大赦天下.自慶雲四年七月十七日昧爽以前大辟罪以下,罪無輕重,已發覺、未發覺,咸赦除之.其八虐之內,已殺訖,及強盜、竊盜,常赦不免者,並不在赦例.前後流人非反逆緣坐及移鄉者,並宜放還.亡命山澤,挾藏軍器,百日不首,復罪如初.給侍高年百歲以上,賜籾二斛.九十以上,一斛五斗.八十以上,一斛.八位以上級別,加布一端以上.五位以上,不在此例.僧尼准八位以上,各施籾、布.賑恤鰥寡惸獨不能自存者,人別賜籾一斛.京師、畿內及大宰所部諸國今年調,天下諸國今年田租復賜久止天皇大命眾聞宣.
宣命第三詔・元明天皇

 現神御宇倭根子天皇詔旨敕命,親王、諸王、諸臣、百官人等,天下公民,眾聞宣.高天原天降坐天皇御世始而,中、今麻氐爾までに,天皇御世御世,天日嗣高御座坐而治賜慈賜來食國天下之業止奈母となも,神隨所念行佐久止さくと詔命眾聞宣.如是治賜慈賜來日嗣之業,今皇朕御世當而坐者,天地之心,聞看食國中東方武藏國,自然作成和銅出在奏而獻焉.此物者,天坐神、地坐祗于豆奈比うづなひ奉福波倍奉事依而,顯多留たる羅之止奈母らしとなも,神隨所念行.是以天地之神顯奉瑞寳依而,御世年號改賜換賜波久止はくと詔命眾聞宣.故,改慶雲五年而和銅元年為而,御世年號定賜.是以,天下慶命詔,冠位上可賜人人治賜.大赦天下.自和銅元年正月十一日昧爽以前大辟罪已下,罪無輕重,已發覺、未發覺,繋囚、見徒,咸赦除之.其犯八虐,故殺人,謀殺人已殺,賊盜,常赦所不免者,不在赦限.亡命山澤,挾藏禁書,百日不首,復罪如初.高年百姓,百歲以上,賜籾三斛.九十以上,二斛.八十以上,一斛.孝子、順孫,義夫、節婦,表其門閭,優復三年.鰥寡惸獨不能自存者,賜籾一斛.賜百官人等祿,各有差.諸國國郡司,加位一階.其正六位上以上,不在進限.免武藏國今年庸,當郡調庸詔天皇眾聞宣.
宣命第四詔・元明天皇


*1高橋良輔談。
ralfxralfx 2005/08/25 06:52 >翻訳はKagayaさん
不愧是浦木..什麼人都有認識(感心)
話説青文缺編輯..但是非文科出身實在是連應徴項目都達不成啊orz(暈)
http://www.104.com.tw/jobbank/cust_job/job.cfm?jobnum=1259387&invoice=23451955001&intro=1&jobsource=checkc

kuonkizunakuonkizuna 2005/08/26 08:05 全然無理でもないけどね...
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kuonkizuna/20050824

2005-08-23-火 足引の山桜花一目だに君とし見てば吾恋ひめやも

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サンライズには、多分凄まじい程の量の苦情メール殺到したところでしょう。

■『学校の怪談DVDアメリカ版は日本版と違うストーリーで発売される事が決定。
http://d.hatena.ne.jp/ceena/20050822/1124712098
違うストーリーといえば、事件関係で打ち切られた「口裂け女」の話が復活してくれるかな。
当時、次回予告も完成したから、アニメも一定の量が出来あがったと思います。
と、思いましたが、記事を見れば全然この手の話ではありません。(汗)

マシリト
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%de%a5%b7%a5%ea%a5%c8
やっぱり小泉純一郎がDrマシリトと酷似していると思う人は私だけじゃないね。


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中山太郎氏が『日本巫女史』で採集した巫女類別を刊載してみます。

巫女《出仕地・出典》


  • 口寄系(巫女
    • 市子《行於全國・吾妻鏡
    • イタコ《陸奧及諸鄰國・民族二卷三號》
    • アリサマ《陸奧國部分・津輕舊事談》
    • インヂコ《羽後國由利郡地方・日本風俗之新研究
    • 座頭嬶《羽後國仙北郡・鄉土研究四卷五號》
    • 座下し《羽後國仙北郡・鈴木久治氏》
    • 盲女僧《陸中國部分・東磐井郡誌》
    • ワカ《陸前國大半・牡鹿郡誌》
    • オカミン《陸前登米町地方・登米郡史》
    • オカミン樣《陸前國志田郡地方・わが古川
    • オワカ《岩代國大沼郡地方・坂內青嵐氏》
    • ワカミコ《岩代國南會津郡地方・新編常陸國誌》
    • 縣語り《磐城國石城郡一部古語・佐坂通孝氏》
    • 縣《磐城國石城郡植野村地方・土俗與傳說一卷二號》
    • 笹帚き《常陸國久慈郡部分・栗木三次氏》
    • モリコ《常陸國新治郡地方・濱田德太郎氏》
    • 大弓《常陸國水戶地方・新編常陸國誌卷十二》
    • 巫女《關東大部分・中山太郎採集》
    • 口寄せ《關東大部分・中山太郎採集》
    • ノノウ《信濃國小縣郡地方・角田千里氏》
    • 女郎長野市附近・長野新聞
    • イチイ《武藏國松本市地方・胡桃澤勘內氏》
    • マンチ《越後國小千古町地方・酒井宇吉氏》
    • モリ《越後糸魚川町地方・木嶋辰次郎氏》
    • 白湯文字《甲斐國部分・內藤文吉氏》
    • 寄せ巫女三河國苅谷郡地方・加藤嚴氏》
    • 口寄せ巫女美濃加茂郡地方・林魁一氏》
    • 叩き巫女播磨國・物類稱呼卷一》
    • 步き巫女大和奈良地方・大乘院雜事記》
    • 飯綱《丹波國何鹿郡地方・民族與歷史》
    • コンガラサマ《備前國邑久郡地方・時實默水氏》
    • ヲシヘ《石見國・鄉土研究一卷一號》
    • ナヲシ《中國邊・物類稱呼卷一》
    • トリデ《茿後國古語・茿後地鑑》
    • 佾《土佐國・鄉土研究
    • イチジョウ《筑後直方町地方・青山大麓氏》
    • 狐憑《肥前唐津地方・倉敷定氏》
    • ユタ琉球・古琉球
    • ヤカミシュ《伊豆國新嶋・人類學雜誌一零九號》
    • ツス《アイヌ族・アイヌ研究
    • 降し巫女《地域不明・關秘錄》
    • 一殿《地域不明・神道名目類聚抄》


*1:底本はここここをご覧ください。
たちゃなたちゃな 2005/08/23 19:00 を。
「学校の怪談」は、私が予約してまで買った数少ない作品ですよ。
桃子さんがもぅ。。たまりません。(≧▽≦)
英語吹き替え版では、ストーリーまで弄られちゃうんですか。
最後まで不遇な作品ですね。
---
日本巫女史、無事入手されたようで、おめでとうございます。
結局、どこの出版社の版だったのでしょう。
香取神宮のヲサメの文字は
http://ekanji.u-shimane.ac.jp/ekanji/cyu_kanji_detail.jsp?CodeNo=698305
ですね。扱えませんけど。

kuonkizunakuonkizuna 2005/08/23 20:04 コメントどうもありがとうございます
>桃子さんがもぅ。。たまりません。
はっはっ、私の目当りも桃子さんです。但し、取り憑きモードのみですが。(汗)
此方の『日本巫女史』は、パルトス社の方です。台湾大学の八木書店版より、大変充実な内容です。
ここで再びお礼を言わせてください。お勧め、どうも有難うございます。

>ヲサメ
いや、バレたのですね。
http://140.111.1.40/yitia/fra/fra02746.htm
http://140.111.1.40/yitia/yda/yda02746.htm#bm_016
ここによると、「盛」と「女+成」とも書きますという。

たちゃなたちゃな 2005/08/23 22:20  
ほほう。字義としては背が高く美しい(身材長而美)ことをいう、と。
なるほど。勉強になります。_〆(。。)メモメモ…

kuonkizunakuonkizuna 2005/08/26 08:06 そういえば、顔文字を上手く使ってるんよね、たちゃなさんは。

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