2008/06/30

上に昇ると雨降り風吹く事も無く、天気いと穏やかなるもの也。@「竹内文書」の謎を解く―封印された超古代史

2008-06-30-月 千早振る神世も聞かず龍田河韓紅に水絞るとは

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「竹内文書」の謎を解く―封印された超古代史
それはそれは面白かった。
最初は竹内巨麿の空飛ぶ事件から話したのですが、国史・霊異記などの関連記録も例証する所が作者の努力が観られます。其のうち、一番興味深いのは、平田篤胤『仙界異聞』よりの引用であります。
  • 篤胤:師(天狗)に伴われて行くに、大空をのみ行くか、地をも行くか?
  • 寅吉:地を歩き行く事もあれど、遠くへ行くには、大空を翔り行く也。
  • 篤胤:大空を行くに足にて歩むか、又は矢の如くついと行くか?絵に描ける如く、雲に乗りて行くか?その心持如何に?
  • 寅吉:大空に昇りては、雲か何か知らねど、綿を踏みたる如き心持なる上を、矢よりも早く、風に吹き送られる如く行く故に、我等は唯、耳のグンと鳴るを覚ゆるのみ也。上空を通る者もあり、また下空を通る者もあり。例えば魚の水中に遊びて、上にも泳ぎ、底にも中にも、上下になりて泳ぐが如き也。
  • 篤胤:大空に飛び上がる時に、高山の峰か、又は高樹の梢等より昇るか?
  • 寅吉:自由自在也。何の事も無く飛び上がる也。
したたか上に昇ると雨降り風吹く事も無く、天気いと穏やかなるもの也。
須彌山と言う山在り、と書物に記しては有るが、実は存在せず。大方此国土から天迄を翔けて仮に言った物であろう、と師は言っている。(中略)師に伴われて星のむらむら見える大空へも昇って見たけれど、何処まで行っても、(そのような大きな山は)見えない。我が師にさえ見えないのならば、存在しないのであると言われるので、須彌山と言うのは誰かいい加減に言った事に違いないと思った。それにかねてから思っていたか、此大地は何でも丸きものであろうと思える。何故なら、西へ西へ行けば東へ来てしまうからだ。また大地が形成された初めを思うに、丸く潮の凝ったようなものが有る所に、国国が出来たのではないかと思える。何故なら、大空に昇って観ると、国より海の方が多く有るからだ。高山の峰等にも牡蠣殻を初め貝殻が沢山ある。(後略)
とても当時(江戸時代)15歳の子供が判る事とは想像し難いんです。どころで、仙界に興味を覚えた当時の平田篤胤は、結構の努力家で色々聞いて調べたことに脱帽です。
http://www.h7.dion.ne.jp/~fuse/


大日本史
 藤原良相,少遊大學,局量開曠,有才辯。承和初,召侍禁中,累遷左近衛少將。【三代實錄。】橘逸勢等謀反事發,良相率近衛四十人,圍守太子直曹,收帶刀兵仗。【續日本紀。】尋兼阿波守,授從四位下,轉中將。嘉祥中,拜參議,兼右大辨。【續日本後紀、三代實錄。】尋領陸奧出羽按察使,兼春宮大夫。仁壽元年,授從三位,為權中納言。齊衡初,轉大納言,兼右近衛大將。天安元年,拜右大臣。【文恕y實錄、三代實錄。】上表辭,不許。【文徳実録。】貞觀元年,進正二位。四年,地震,詔言得失。良相上表曰:「伏惟皇帝陛下,恕y高雲霓,明並日月,猶開廣詢之路,遂降不諱之綸。臣身非岳神,位忝台袞。獻替之誠徒積,塵髮之效叵申。蓋中外之國,小大之政,所以治而不亂者,唯以任得其人也。脫非其人,則雖有峻法嚴令,然是為亂之階,終非為治之備矣。詩曰:『人之云亡,邦國殄瘁。』書曰:『都在知人,知人則哲能官人。』臣之不敏,深信斯言。從政以來,猶自留意。而趙魏滕薛之任易迷,絳侯嗇夫之才難辨。即知,人心險於山川。惟帝其難,將如之何。抑其明經秀才得試及第者,尤是國家之才望。宜明古今王事之體,又一切智智法教無量。凡諸僧綱,及曾經八省維摩講師,皆應通熟世諦之利病。又右大辨南淵朝臣年名,身為進士,職經內外,稍通治體,既居樞要。山城守紀朝臣今守,所歷之州,風聲必暢,論之良吏,自為先鳴。伊豫守豐前王,才學早彰,資歷淹久,無他異跡,足謂老成。大宰大貳藤原朝臣冬緒,聲名粗達,器識漸優,吏幹之稱,仍有可愛。大和守弘宗王,頗有治名,多宰州縣。雖自賢之弊,或罹法綱,而談諸經國,非無其才。然則令件此輩,同上意見。既云諮及蒭蕘,何況於彼有識。臣謬荷重責,無地息肩,徒獻管窺,恥塵旒聽。」八年,累上表請解職。優詔不許。【三代實錄。】是歲,罷左大將。【公卿補任。】明年二月,又抗表曰:「臣聞:『盈虛有節,天道所以長存;損益隨時,人事由其免害。』臣謬以菲磷,頻荷華寵。自居峻秩,常念恕ソ謙。臣所當食封,前後並二千戶,先帝察其寸心,聽返千戶。臣向寢患彌留,乞還封爵,九重沖邈,難蒙哀察。徒詠籜兮,猶恐嗟若。竊聞:『比來州郡京邑,承去年旱儉之弊,人用不贍,穀價登躍。加以,諸國入少,百官俸乏。帑藏已空,歲用不支。』臣辱居端揆,無所彌縫。有慙惶之弗暇,況尸素之胡顏。顧此厚封,自思減耗。亦竊庶幾古人損有餘補不足之義也。臣幸藉陛下不訾之恩,凡厥子弟近親,略皆得拜官爵,仰給資養,得無所乏矣。況亦大將職罷經用,減少所賜千戶,於臣有餘。伏望,奉返此五百戶,將補國用之萬一。然則詩人罷取禾之剌,鬼神貽福謙之慶。」是年十月,得病直廬。無幾,薨,年五十五。遺令薄葬。【三代實錄。】稱西三條大臣。【公卿補任尊卑分脈。】帝不視事三日,詔贈正一位。【三代實錄。】
 良相好文學之士,有大學生貧寒者,時贈綿絹。冬月多製衣被,畀四學堂夜宿者,每時節招學生能文者賦詩,因賞以物。仁明帝嘗煎鍊五石,賜近臣試之。皆儢無飲之者,惟良相引盃即盡。帝感其至心。及登袞職,專心機務,志在匡濟。當時放鷹漁獵,一切禁止。山川藪澤之利,與民共之,皆良相之所建立也。性睦親族,又信佛法。建延命院於勸學院南,以養藤氏生徒病困無資業者。以東京六條宅,各祟親院,收養宗族子女不能自存者,並皆割封戶入莊田,給其資用。建小堂于崇親院,置佛像,令居住者每旦念誦觀音,自作願文。喪室大江氏,不再娶,終絕腥鮮。臨終,告諸子曰:「今日興福寺維摩會之初講也,吾儻以是日歸寂,安知不與彼法會有因緣乎。」乃命:侍兒-扶起爭作:佛印。而襪子常行。忠方並.以,才行.昂稱,常行貞觀中至:大納言正三文兼,右近衛大將,陸奧出羽按察使。十七年,薨。【三代實錄。】廢朝一日,贈從二位。【日本紀略。】忠方工隸書,官至從五位下阿波權守。【尊卑分脈。】
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/dainihonsi/dainihon.htm

米国妊娠協定の町、実はあの神話舞台
http://bohshi.blog13.fc2.com/blog-entry-1474.html
ををを!!インスマスなんで!!
http://d.hatena.ne.jp/SleepyEnsign/20080621#p1
Nice 改造!
ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))
出版社/著者からの内容紹介
幻想怪奇作家ラヴクラフト。その全集第一巻! 彼の生みだしたクトゥルフ神話が怪しく息づく傑作「インスマウスの影」そして「闇に囁くもの」、デラポーア家の血筋にまつわる恐るべき秘密を描いた「壁のなかの鼠」、彼の知られざる一面を垣間見せるブラック・ユーモアの「死体安置所にて」の全四編を収録、怪奇小説ファン必読の書!
●収録作品
インスマウスの影」
「闇に囁くもの」
「壁のなかの鼠」
死体安置所にて」

エイボンの書ですが、装丁が渋くなってくれたら買いのに...

ビルゲイツ本人がマイクロソフトに苦情、Windowsの使い難さはどうにかなりませんか?
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200806270311&page=2

■「綾波レイ痛車、職質受ける
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50688980.html
それは痛い...


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2008-06-29-日 紅葉の流れて留る水門には紅深き波や立つらむ

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大日本史
 藤原長良,志行高潔,親睦諸弟,友愛天至,接士大夫以?容。人無貴賤,仰慕之。【文紱實錄。】弘仁末,聽昇殿。【公卿補任。】時仁明帝在儲宮,特被親昵。花晨月夕,戲席射場,許以交敵。長良愈整冠帶,未嘗失儀。天長中,敘從五位下。踰歲,為侍從。歷左兵衛權佐、左衛門佐。【文紱實錄。】仁明帝即位,進從四位下。歷左右馬頭,遷左兵衛督。承和十一年,為參議,轉左衛門督。【續日本後紀、文紱實錄。】歷兼讚岐、伊勢守。【續日本後紀。】嘉祥三年,帝崩。長良追慕悲泣,不噉魚肉。文紱帝即位,敘從三位。齊衡初,為權中納言。三年,敘從二位。是歲,薨,時年五十五。【文紱實錄。】
 陽成帝即位,以外祖贈左大臣正一位,詔曰:「紀紱錄勳,代既異而加等;飾終追遠,身雖謝而及恩。況乃天愛之深,理切敦族,人道之重,情殷睦親。外祖父故中納言從二位藤原朝臣,識度夷雅,餘慶延於身後。外祖母藤原氏,門傳閫訓,蘋藻之禮彌恭,松蘿之義交映。並耀靡借,俄稅景於西峰;閱水易驚,遂遊魂於東岱。悲玉樹之早落,不見孫榮;訪瓊蘭之遺芳,宜從子貴。外祖父可左大臣正一位。外祖母可正一位。死而有知,嘉茲哀贈。」【○按本書詔文闕略,今據都氏文集補之。】元慶三年,贈太政大臣。【三代實錄。】子國、基經。基經自有傳。國經,大納言正三位。【公卿補任。】
http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/dainihonsi/dainihon.htm

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